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顔だけでなく、背中や肩にもできるニキビ。フェイスケアと同じ方法で対応できるのか気になる方も多いでしょう。夏など肌を露出する機会が増える時期に悪化しやすい背中ニキビについて、皮膚科医の鈴木先生に解説していただきました。
背中ニキビの主な原因は、顔のニキビと同じく「アクネ菌」による毛穴の炎症です。赤く腫れたり膿んだりすることもありますが、早めのケアで悪化を防げます。ただし、汗をかきやすい夏場に一過性で発生する「マラセチア菌」が原因の背中ニキビもあり、この場合は通常より軽症で跡が残りにくい特徴があります。
背中や胸、顔は皮脂腺が発達しているためニキビができやすい部位です。長髪の方はリンスやトリートメントのすすぎ残しも悪化要因になり得ます。洗髪後は体を洗い、最後に顔を洗う順番が望ましいとされています。また、保湿は必須です。皮膚が乾燥すると皮脂が過剰分泌されるため、水を基剤とした軽い保湿剤を使用するのがおすすめです。
皮膚科では、アクネ菌によるニキビには皮脂の詰まりを溶かす塗り薬と抗菌薬の併用、マラセチア菌によるニキビには抗真菌クリームを処方します。必要に応じて、毛穴の詰まりを改善するケミカルピーリングなどの自費治療も可能です。アクネ菌とマラセチア菌が混在する場合でも、症状や時期に応じて適切に治療が行われます。
ニキビは放置すると瘢痕が残る可能性があります。初期段階の「白ニキビ」は小さな白い点で軽く触れるとザラつきを感じる程度ですが、この段階で治療すれば跡が残りません。炎症を伴う「赤ニキビ」に進行すると、塗り薬や内服薬で治療可能ですが、放置すると膿がたまり跡になることがあります。
思春期のホルモン変化により皮脂が増え始める時期から、背中ニキビ対策を始めることが大切です。朝晩の洗浄と保湿を習慣化し、皮膚科で定期的に診てもらうことで効果的に予防できます。市販薬や通販商品は便利ですが、ブラシやスクラブなどで肌を傷つけるリスクもあるため、医師の処方薬が安心です。
また、ホルモンバランスの異常によるニキビもあり、多嚢胞性卵巣症候群などの場合は皮膚科で診断を受け、婦人科との連携が必要になることもあります。
背中ニキビの対策は、大きく分けて2パターンです。1つは夏に一過性で発症するマラセチア菌タイプ、もう1つは秋冬にも残る通常のニキビタイプです。後者は早めに皮膚科で治療を受けることで、跡を残さずにきれいな肌を取り戻せます。
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